タイトル： 経済アナリスト・森永卓郎さん死去　原発不明がんで闘病　2025年1月28日

テレビやラジオでの分かりやすい経済解説や著書で知られた経済アナリストの森永卓郎（もりなが・たくろう）さんが、2025年1月28日、原発不明がんのため自宅で亡くなりました。67歳でした。

森永さんは東京都出身。1980年に東京大学経済学部を卒業後、日本専売公社に入社し、経済企画庁への出向も経験しました。その後、民間研究所の主席研究員などを経て経済アナリストとして活動。マクロ経済や労働経済を専門とし、数多くの著書を発表しました。

2003年には「年収300万円時代」を予測した著書が大きな反響を呼び、政策批判を交えながらも親しみやすい解説で幅広い層から支持を集めました。2006年からは獨協大学経済学部の教授を務め、学生の指導にも力を注ぎました。

近年は「無駄なお金を使わずに豊かに暮らす生活」を提唱し、都会に近い地方での暮らしを実践してその魅力を発信していました。2023年末にはがん闘病を公表し、治療を続けながらも精力的に活動。今年1月27日にもラジオの生放送に出演していました。

ご冥福をお祈りいたします。