ロシア語教育と研究の第一人者で、ロシア政府の露語検定試験審査員を長く務めた山下万里子(やました・まりこ)東海大学名誉教授が、2025年10月24日、心臓病のため亡くなりました。85歳でした。葬儀は27日正午、東京都千代田区の東京復活大聖堂(ニコライ堂)で行われ、喪主は成年後見人で明治大准教授の水谷尚子氏が務めます。
旧満州(現中国東北部)で日本人の父とロシア人の母の間に生まれ、ロシア名の「マリーナ」とも呼ばれた山下さんは、多くの露語テキストや試験問題集を著し、国内外でロシア語教育の発展に貢献しました。兄は歌手でロシア語同時通訳者の故ニキータ山下(本名・山下健二)さんです。


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