日産自動車との資本提携を主導し、フランス自動車産業の近代化を推し進めたルノーの元会長、ルイ・シュバイツァーさんが2025年11月7日亡くなりました。83歳でした。
1942年、スイス・ジュネーブ生まれ。フランスの名門・国立行政学院(ENA)を卒業後、官僚を経て1986年にルノーへ入社。1992年から2005年まで会長兼CEOを務めました。
シュバイツァー氏は1999年、経営危機に陥っていた日産自動車との資本提携を主導し、当時ルノー副社長だったカルロス・ゴーン氏を日産に派遣。日仏自動車連合の基礎を築き、グローバル経営の象徴的存在となりました。
ルノーは7日、公式サイトで訃報を伝え、ジャン・ドミニク・スナール会長は「先見の明と大胆さを兼ね備えたリーダーで、ルノーの近代化と国際化に多大な貢献をした」と追悼しました。
フランス経済界に大きな足跡を残したルイ・シュバイツァーさんのご冥福を心よりお祈りいたします。


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