北海道著名人の訃報

上田文雄さん死去 77歳 前札幌市長、「市民自治」を推進したリベラル派 2025年9月18日

上田文雄さん 北海道

2003年から2015年まで札幌市長を3期12年務めた上田文雄さんが、2025年9月18日、病気のため死去しました。77歳でした。

北海道幕別町生まれ。中央大学法学部を卒業後、弁護士として活動し、1994年には札幌弁護士会副会長に就任。1999年には北海道NPOサポートセンターを設立し、初代理事長を務めました。

2003年の市長選に旧民主党などの支援を受けて出馬し、再選挙で初当選。44年ぶりの民間出身市長として「市民自治」を掲げ、2006年には「自治基本条例」を制定しました。さらに、「さっぽろオータムフェスト」の創設や地下歩行空間の整備など街づくりを進め、2014年には冬季五輪の招致を表明しました。

市長退任後は、市民団体「市民の風・北海道」や「核ゴミ問題を考える北海道会議」でリーダーシップを発揮し、リベラル派の立場から活動を続けました。

上田市政で副市長を務めた秋元克広札幌市長は、「市民生活に直結する数々の施策を成し遂げた。市民を代表し、深く感謝申し上げ、ご冥福をお祈りします」とコメントを寄せています。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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